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2011-06-21(Tue)

キングメーカー・仙谷、何様のつもり? 別名・永田町の妖怪人間 国民をなめんなよ! 覚悟の「か」の字もない政治屋たち

 国民は呆れている。「そんなことをしている場合か」と。それでも永田町の椅子取りゲームは延々と続く。政治屋にとって、国家の危機は〝火事場泥棒〟で権力を握る絶好の機会と映っているらしい。

「仙原幸彦」の〝仙〟はオレだ

「ポスト菅の候補のことを、〝仙原幸彦〟って言うらしいな。それで〝仙〟というのは、オレのことだよ」

 仙谷由人内閣官房副長官は、ニヤリと笑う。

 永田町では、菅直人首相の辞任へのカウントダウンが始まった。内閣不信任決議案をなんとか否決に持ち込んだとはいえ、政権の命運はもはや尽きている。

 政局が流動化する中、急速に存在感を増してきたのが、策士・仙谷氏である。仙谷氏が自ら語った〝仙原幸彦〟とは、「仙谷由人」「前原誠司(前外相)」「枝野幸男(官房長官)」「野田佳彦(財務相)」の4人のことを指している。

 参院で問責決議を受け、今年1月に官房長官を辞任していた仙谷氏だったが、3月11日の大震災発生後、官房副長官として官邸に復帰。それ以来、かつて首相を差し置いて「官邸の主」と言われた辣腕を発揮し、急速に官邸内での発言力を増してきた。

 最近、仙谷氏は番記者たちにも愛想がいい。何より、強気だ。6月7日、仙谷氏が打ち出した党のマニフェスト変更に対し、小沢一郎元代表が異を唱えていることを記者から指摘されると、こう言い放った。

「だったら、党を出て行けばいいんだよ。嫌なら、党を辞めればいい」

 仙谷氏は現在、ポスト菅の候補を自分の影響下にある議員から選抜すべく、文字通り〝暗躍〟している。同時に、菅首相が失敗した自民党・公明党との「大連立」に向け、水面下での交渉をせっせと進めている。

「仙谷氏の狙いは、菅首相を引きずり下ろして自民党と連立するついでに、宿敵の小沢一郎元代表を葬り去ってしまえ、というものです。小沢アレルギーが強い自民党のカウンターパート・大島理森副総裁も乗り気で、二人の間でシナリオ作りが進められている」(民主党中堅代議士)

 仙谷氏は精力的に動き回る。6月6日朝には、民主党の石井一副代表と都内ホテルで約90分間にわたって意見交換。その後は菅首相、輿石東参院議員会長、樽床伸二元国対委員長、亀井静香国民新党代表らと次々に会談した。

「あんたは、どうするつもりなんだ? 菅の後に、リリーフで登板するつもりはないのか?」

 そう問う石井氏に、仙谷氏は「いや、いや」と手を振りながら、

「またバカなことをおっしゃる。そんなことしたら、小沢グループが黙っちゃいませんよ。マスコミも騒ぎだすし、誰からも歓迎されませんわな」

 と、謙遜した。仙谷氏の狙いはあくまで、「キングメーカー」として菅、鳩山、そして小沢なき後の民主党に君臨することなのだ。

 別の民主党中堅代議士がこう語る。

「仙谷氏にしてみれば、べつに自分が総理にならなくても、主導権を握ってレールを敷いてしまえば、次期首相は完全にコントロールできる。本心では、党のカネと選挙の公認権を一手に握る幹事長狙いと言われます。仙谷氏が、自分の代わりに〝リリーフ〟させようとしているのは、野田佳彦財務相と目されています」

 本来、仙谷氏の本命は、秘蔵っ子の前原誠司前外相だ。震災前には、前原氏を伴って自民党の石破茂政調会長や小池百合子総務会長と密会し、「小沢抜き、前原政権での連立」の下準備をしていた。

 しかし、前原氏は震災の直前、外国人献金問題で失脚してしまう。その後に大震災や原発事故が発生してしまい、仙谷氏の目算は大きく狂っていた。

「いまでも本命が前原氏だというのは変わりません。ただ、ポスト菅の総理大臣は、長くても来年9月の民主党代表選までの短命政権になるのが決まっている。また、前原首相、仙谷幹事長では同じグループ(凌雲会)がポストを独占することになり、党内融和という意味で好ましくない。その点、野田氏(花斉会)なら捨て石としてうってつけなのです」(同)

野田が露払い、そして前原

 闇将軍として首相をも上回る権力者を目指す仙谷氏の姿は、老いた妖怪のようでもある。仙谷氏にとって、菅首相や鳩山前首相、そして小沢氏の「トロイカ」は、目の上のタンコブだった。しかし、政権交代以来の2年弱で、トロイカはそれぞれ失態をさらし、次第に影響力を低下させていった。

 相対的に存在感を増したのが仙谷氏だ。トロイカが消えれば、政治的にも能力的にも、党内に仙谷氏を凌駕する者はいなくなる。

「まずは野田氏を捨て駒にしてポスト菅の座に滑り込ませ、自民・公明との連立を果たす。自民党には、谷垣禎一総裁に副総理、もしくは復興担当大臣など〝おいしい〟ポストを提供して釣り合いを取る。そして、増税などの面倒事は連立政権の共同責任として道筋をつける」(民主党幹部)

 自民党を釣るためには、小沢一派が特に執心していた、マニフェストの重要政策(子ども手当、高速道路無料化、農家の戸別所得補償、公立高校の授業料無料化)も放棄する。野田政権が役目を終えたら、いよいよ機を見計らって、本命の前原政権の誕生だ。

 さらに前原氏の後には、枝野幸男官房長官や玄葉光一郎国家戦略相ら、やはり仙谷氏の息のかかった七奉行系の人材が控えている。このまま行けば、まさに「仙谷支配」の幕開けだ。

 しかし---。ここで仙谷氏の計画に、大きな壁が立ちはだかる。辞めるはずの菅首相が、辞めないのだ。

妖怪とペテン師の化かし合い

 退陣表明と引き換えに不信任案を否決に持ち込んだ菅首相は、6月7日の閣僚懇でも、退陣時期について「常識的に判断する」と語った。ところが菅首相にとっての「常識」は、かなり先が長い。

 最近、菅首相と面会した側近の一人は、その意気軒昂ぶりにア然としたという。

「世論調査を見てくれ。オレはまだ十分、支持されているじゃないか」

 確かに、6月6日に放送されたテレビ朝日系『報道ステーション』の世論調査でも、「総理にふさわしい人」のトップは菅首相だった(7割以上は「いない」)。6月初めに公表された共同通信の世論調査でも、内閣支持率は33・4%と、5月の28・1%から約5ポイントも上昇した。

 これは、「震災で日本中が混乱している時に政局などいい加減にしろ」という、国民の声の現れと思われる。だが首相は、「オレの人気だ」と〝曲解〟した。

「『30%台なんていう高支持率を保った状態で退陣した総理は、一人もいない』と意気込みを新たにしています。今後、6月17日に復興基本法案が国会を通過して成立する見込みで、周囲はそれをメドに首相が退陣表明するものと期待している。でも、とんでもありません。菅さんは、『第2次補正予算案も自分の手で仕上げたい。そして8月くらいまでやれば、支持率はまた50%ぐらいになる』と、すぐに辞める気はまったくないんです」(官邸関係者)

 このところ、仙谷氏と菅首相、双方の相談相手となっている石井一氏は、本誌の取材にこう語る。

「総理からしてみれば、党内の融和と次の展望が見えない限りは、辞めろと言われても辞めるわけにはいかない、ということです。退陣の時期は、総理が孤独に決めるべきことで、6月いっぱいだとか7月末だとか言っても、そんな意見は聞かないでしょうな。

 仙谷氏とも話していますが、民主党は解散総選挙はしたくない、しかし自民党はやりたい、という根本的な見解の相違もある。政策的にも、詰めなければいけないかなりの障害がある」

 菅首相の居座りは、自民党サイドを硬化させた。

「何しろ、詐欺まがいの言動で不信任案を否決に持ち込んだ人です。民主党からは『菅退陣と引き換えに、特例公債法案などの成立を』などという打診がありますが、信用できない。石破氏などは、『退陣を仄めかして法案を通し、その後に一転、反故にする可能性がある』と警戒していて、谷垣総裁も『菅ならやりかねない』と、迂闊に協力することにはすっかり否定的です」(自民党幹部)

 菅首相は、周囲にこうも語っているという。

「自分は脱原発や、発送電分離を打ち出したので、原子力村から一斉攻撃を受けたんだ。これは、オレにしかできない仕事だ」

 予期せぬ、菅首相の開き直りと居座り。さらに仙谷氏にとって厄介なことに、はしゃいで先走りし過ぎたため、その独断専行ぶりに対して、党内で急速に批判が高まっている。

「そもそも、仙谷氏はどういう権限で自民党との連立話を進めているのか。官房副長官としてなら、本来は管轄している被災地のガレキ撤去の業務で忙殺されているはず。党代表代行という立場でなら、常任委員会で『連立交渉の担当とする』という辞令が必要だ。まるでスジが通らない」(民主党ベテラン議員)

 そして党の重鎮も、仙谷氏には冷ややかな目線を注いでいる。菅首相を猛烈に批判していることで知られる西岡武夫参院議長は、仙谷氏の暗躍に対しても、こう釘を刺している。

「菅内閣を支えてこられた歴代政府高官、与党幹事長・政策責任者の皆さんは、他人事のように勝手な発言をされていますが、首相と『共同正犯』であることをお忘れなく!」

 さらに、仙谷氏が追放を図る小沢氏とそのグループも、党内の主導権を握られまいと必死に抵抗する。

 不信任決議騒動では一時撤退した小沢派だが、「もともと菅政権打倒の作戦は二段構え」(小沢グループ中堅議員)と強調する。

「菅が辞めないというなら、次は両院議員総会だ。小沢・鳩山グループで、すでに総会の開催が可能な約160名の署名が集まっている。その場で吊るし上げて菅を辞めさせ、新代表を擁立する」(同)

 小沢グループとしては、ポスト菅を争う代表選になった場合、海江田万里経産相や鹿野道彦農水相、原口一博前総務相らを擁立し、仙谷一派の候補と争う構えだという。

 仙谷氏の野望も、ここに潰えるのか・・・と言いたいところだが、今の民主党政権は、単純にいかない。

「不信任否決騒動が尾を引いて、小沢グループも鳩山グループもバラバラになりかけている」(鳩山グループベテラン議員)

「原口は半殺しにしてやる」

 不信任案採決の翌6月3日、鳩山グループ会合でのこと。ここで鳩山氏が、採決前に自らが「反菅」を宣言したにもかかわらず、同調した議員がほとんどいなかったことに触れ、「私はたいへん寂しい思いをした」と漏らした。

 そこで、菅首相と退陣に関する「文書」を交わし、反故にされてしまった件の張本人・平野博文元官房長官が、「次は両院議員総会だ」と気勢を上げようとしたところ、同じく鳩山氏側近の松野頼久元官房副長官が激怒したという。

「『総理のクビを取るなんて、尋常な覚悟でできることじゃないんだ! そんなこと(無署名の非公式文書による約束)やってるから、この体たらくになるんだ!』と吐き捨て、そのまま出て行ってしまいました」(鳩山グループ若手議員)

 小沢グループの内紛・動揺も著しい。その矛先は、同グループのポスト菅候補だった原口氏に向けられている。

「不信任案採決の前夜、原口氏は『(可決されるよう)頑張りましょう』なんて言いながら、小沢派のみんなにニコニコしながら握手して回っていた。ところが翌日、鳩山さんが反対に回ると聞いた途端に、手の平を返したんですよ。あんないい加減な人間は見たことがない。グループ内では、『いつか半殺しにしてやる』と息巻いている議員が多い」(小沢グループ若手議員)

 また、側近の松木謙公代議士に白票(不信任案に対する賛成票)を投じさせ、党からの除籍に追い込んでおきながら、自身は本会議欠席で済ませた小沢氏本人に対しても、不信感が広がっている。

「採決前夜に70人以上の反乱軍を集めた時は、さすがだな、と思った。あそこまで行ったら、たとえ負けても、50人ぐらい引き連れて不信任案賛成に回り、党を飛び出すべきだった。それができないのは、衰えたということでしょう」(別の民主党ベテラン議員)

 重鎮・渡部恒三元衆院副議長も、小沢氏について、

「(子分の)松木のことを助けてくれ、とも言って来ない。逃げている」

 と酷評している。

 キングメーカー気取りのはずが、足元の基盤が脆いままの仙谷氏。党内での求心力を急速に失っていく小沢・鳩山両氏・・・。混乱は結局、菅政権をムダに延命させているだけだ。

 自分の後継者選びが進まないのを見て、菅首相はこう嘯いたという。

「まとまらないね。やっぱりオレがやるしかないんじゃないか」

 政権与党の内紛が1日長く続けば、被災地の復興と原発事故対策は1日遅れる。それでも内紛が収まらない民主党に、身内からもこんな声が上がった。

「なんで全体がこんなに無責任なのか分からない。即刻退陣すべき菅首相は辞めないし、仙谷氏や前原氏は、不祥事で一度失脚した〝服役中〟の身なのに、総理候補で名前が上がって来る。国民は『恥を知れ』と思っているんじゃないでしょうか。正直、革命が起きないのが不思議なくらいです」(民主党・小林興起代議士)

 今必要なのは、パワーゲームに勤しむ〝政治屋〟ではない。自分は国難に対峙する覚悟を持つ「政治家」だと言うのなら、福島第一原発の事故現場で、陣頭指揮でも執るべきだろう。

(現代ビジネス  政治を考える)
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