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2011-03-27(Sun)

フランス放射線防護原子力安全所、日本語による福島原発の情報提供開始

  先に【仏からの支援物資や原発事故対策機材を満載した世界最大の輸送機An-225、成田空港に到着・荷物搬出開始】でお伝えした以外にも、官民上げて東日本大地震(東北地方太平洋沖地震)で発生した福島第一原子力発電所の事故への支援体制を構築しているフランスだが、同国内でも各種関連機関が自国民などに向けて、積極的な関連情報の開示を行っている。その中でも【フランス放射線防護原子力安全所(IRSN)】が2011年3月22日以降、「日本語で」関連情報の公開を行っていることが確認された【該当ページ:EarthquakeandnuclearcrisisinJapan】

  今件ページではIRSN自身の説明【IRSNについて(PDF)】をはじめ、同機関が行っている情報収集の内容や、その情報に加えてこれまでの実績の蓄積から推定される解析結果などを逐次「日本語」と英語で報告している。文面を読む限りでは一部用語に直訳的なところ(「半減期」を「ハーフライフ」としている)もあるが、全般的には非常に流暢な日本語で成形されており、何の支障も無く読み通す事が可能。

  最新の情報は3月23日に掲載された【IRSNによる3月22日迄に福島第一原子力発電所から放出された放射能の見積もり評価発表(PDF)】。今後定期的にデータとリリースが更新されるものと思われる。また【トップページ(英語版)】では英語ながらも同局局長のJacquesRepussard氏による、事態への憂慮の念と状況の克服のために強い信念を持つようにと励ましの言葉を伝えると共に、今回紹介したページで日本語の情報を提供していることを説明している。

  今件の原発事故でフランスが積極的(フル体制と表現しても良い)な支援体制を打ちだし実行しているのは、【今使ってるその電気、何から作られてるの?…主要国の電源別発電電力量の構成をグラフ化してみる】などでも解説しているように、同国が原発による発電を国内電力生産の主軸としており、フランス国内でも非常に関心が高いこと、原発に関するノウハウと経験と対応体制が豊富(チェルノブイリ事故の際にも活躍している)であること、日本の今件の事故が世界的な原発関連の動きや原発関連のビジネスに少なからぬ影響を与えていることなどを起因としている。

  今後どの程度のペースで情報の更新が行われるかは定かではないが、今件ページに注目しておいて損はないはずだ。(情報提供:Garbagenews.com)

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