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2011-03-10(Thu)

中国、東シナ海ガス田は「生産段階」 企業幹部が認める

日中が共同開発に向けて交渉準備を進めている東シナ海ガス田「白樺(しらかば)」(中国名・春暁)について、中国で同ガス田の開発を担う国有企業、中国海洋石油(CNOOC)幹部は8日、同ガス田で中国側が「生産段階」にあることを明らかにした。一方的な開発再開は日中間の合意に反し、中国政府はこれを認めていないが、同幹部は「すでに石油が出ている」とし、掘削の事実を確認した。

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 CNOOC監査機関責任者であり、北京で開会中の全国人民代表大会(国会に相当)の代表である宋恩来・CNOOC南海西部公司党委員会元書記が、朝日新聞などに語った。

 宋氏は「春暁ガス田を我々はすでに開発し、生産をした。現在、すでに石油が出ている」とし、生産・掘削段階にあることを確認。「(日本との)争いの地域内であり、我々は協力することはできる。しかし、このガス田は自分たちの領土内にある。(日本は)今でも頻繁に邪魔をするが、我々は境界線上ですでに開始した。我々は作業を行った」と語った。

 中国の楊潔チー(ヤン・チエチー=チーは竹かんむりに褫のつくり)外相は7日の記者会見で条約交渉の開始に前向きな姿勢を見せていたが、開発側が掘削を認めたことで、今後の日中政府間の協議に影響を与えることは必至だ。

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 白樺は、日本側が排他的経済水域(EEZ)の境界とする「日中中間線」付近の海域で中国側が先行開発。日本側の反発を受け、2008年6月に両国政府は日本法人の出資と出資比率に応じた利益分配に合意したが、中国側はその実行に向けて動かず、昨年5月の温家宝(ウェン・チアパオ)首相の来日で、共同開発の条約締結交渉に入ることで合意していた。

 しかし、昨年9月に尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件が起き、中国政府は条約交渉延期の措置を発表。さらに、白樺の施設に中国側が掘削工具とみられる機材を持ち込んだことも確認された。

(asahi.com  国際から)
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